柳澤 佳雄氏
エスビック社長

「温故創新」で社会貢献
当社は1952年、新日本ブロック研究所として創業しました。創業者は私の岳父・柳澤本次で「戦後復興の一助に」と、榛名軽石を利用した軽量で不燃、耐久性に優れたコンクリートブロック製造に着手したのが始まりです。
現在、コンクリートブロックを中心にエクステリア、インターロッキング舗装、土木用ブロックなどの開発・製造・販売・物流を一貫して手掛けています。関東から東北・北海道まで、東日本のシェア4割を占める国内トップメーカーに成長しました。昨年は二つの工場を増設して全国8工場に、社員も40人増えて、グループ5社470人と過去最大となりました。
コンクリートブロックは、プライバシーの確保や防犯、火事、台風、騒音などから暮らしを守るとともに、潤いのある住空間を作り出す優れた生活必需品です。自社製品の高い技術力と豊富な品ぞろえは当社の誇りでもあります。路面の温度上昇を抑制する遮熱・透水機能のあるインターロッキングブロックで「夏のプールサイドもそれほど熱くない」などの評価を得るなど独自の商品開発で業界をけん引しています。
来年の創立70周年を控えた今年は、中期計画の総決算の年であるとともに、新たな経営展望に向けての重要な年となります。70周年までに本社新社屋の落成を目指します。世の中に貢献し、必要であり続ける会社「エッセンシャルワーカー」として、これからも「チャレンジ・ザ・ドリーム 温故創新」で実現したいと思います。