塚田 且美氏
高流会会長

環境全般で地域に貢献
環境に関わる専門分野に特化したグループ会社5社をまとめているのが高流会です。環境保全センターを中心に群馬分析センター、環境リブテック、ライフリード、浅野テクノロジーで構成しており、水や廃棄物処理施設の管理から水質などの分析・測定、環境設備の設計・工事、研究・開発、機器の販売まで幅広く手掛けています。
ライフラインである水、ごみ処理の流れを維持するには、下水処理施設やごみ焼却場などのメンテナンスが欠かせません。それに加えて大雨の際は下水処理の中継ポンプ場を巡回するなど、皆さんの日常生活を支え、守ることを第一に考えています。
近年は災害への関心が高まっていますが、福島第一原発事故の際は野菜をはじめとした農産物、下水の汚泥などに含まれる放射能を測定して安全性を確認しました。扱い量は減りましたが、今も検査は続けています。
また、高崎市の委託を受けて運用している災害対策車は昨年、1台から3台に増えました。毎分60トンの排水能力を持つ特別仕様のポンプ車で、一昨年の台風19号など大雨による災害時に威力を発揮します。非常時に迅速に対応することで、これからも地域に安心を提供していくつもりです。
今年はグループの核となる環境保全センターの創業50周年に当たります。お客さま、協力会社、従業員への感謝を込めて節目を祝うとともに、コロナ禍で中止したイベントの開催を目指し、より一層地域に貢献できるグループとして前進してまいります。