石川 雅之氏
石川建設社長

働き方改革「感動」の年
2018年は働き方改革「元年」、19年は「実践の年」、20年は「成果の年」として働き方改革を推進してきました。
昨年はコロナ禍によりテレワークやオンライン会議などが一気に普及し、ビジネスでは当たり前のツールとなりました。当社としても中期経営計画において、さまざまな取り組み実践してきましたが、ようやく部分的に成果を感じるようになりました。
建設業の生産性が低いことは以前から指摘されており、改革の余地は大いにあると感じていました。しかし実際に数字で表れるものは非常に難しいのが現状です。情報通信技術も速いスピードで進化しており、追いかけるのが大変です。引き続きトライアルを重ね、働き方改革の成果を実感できる年にしたいと考えています。
働き方改革の成果は最終的に生産性の向上だと思いますが、当社の働き方改革の位置づけは、社員が働きやすい環境の整備により、お客さまにフレキシブルなサービスを提供し「感動」していただくことです。結果として社員の仕事のやりがいにつながり、社員も「感動」を覚えることだと考えています。そのためには社員同士のコミュニケーションが不可欠です。昨年はオンラインなどでコミュニケーションを図りましたが、一体感や共有感に欠け、本来の趣旨を達成できませんでした。本年はビジョン経営をより強く押し出し、当社のビジョン「石川建設でよかった」を共有、よりコミュニケーションが図れる環境づくりに尽力します。