町田 豊氏
ヤマト社長

建設プロダクトの推進
創業75年で築き上げた技術や経験を生かし、計画から設計、施工、メンテナンスまでをワンストップで提供する「建設プロダクト」を実践しています。また、品質の確保と作業効率化を図るため、現場で行っていた加工作業を工場内の機械であらかじめ行う、工業化も進めています。技能労働者不足による工期の遅れを防ぐほか、働き方改革の推進、少子高齢化による人材不足の解決にもつながります。
昨年10月には、ワンストップの生産システムでお客さまに価値を提供することを目的に、本社構内に企画・設計業務を集中的に行う「プロダクトセンター」を新設しました。最新のデジタル技術を活用し、図面の精度を上げることで生産性向上を図っています。その一つが、3DCGを活用した完成予定図の「見える化」です。計画・設計の段階から建物の形状はもちろん、デザインや内装、設備の仕様をそこに入り込んだかのような感覚でイメージできるため、早期の意思決定が促され、お客さまに高品質の建築製品を短工期で経済的に調達することが期待できます。
ライフサイクルの観点から、資産価値の高い建築製品をご提供するため、建築や土木、空調、衛生、電気、冷凍・冷蔵、上下水道、温浴といった各事業の領域拡大やコア技術を充実させ、トータルなものづくりを推進しています。
これからも建設プロダクトの充実を図り、地球環境や社会情勢の変化に対応しながら、お客さまから必要とされ、地域社会に貢献できる企業を目指してまいります。