「革新」と「挑戦」を継続

主力の建設機械レンタルと総合イベントプロデュースを２本柱に、時代の変化に対応しながら多角的な事業に挑戦してきました。私が社長に就任した２００９年はリーマンショックや政権交代で建設業の経営環境が厳しく、11年には東日本大震災がありましたが、柱が２本あることで、補い合い乗り切ることができました。こうした経験から、常に「革新」と「挑戦」を目指し、いくつもの引き出しを持つことに努めてきました。

19年に創業50周年を迎えましたが、この10年ほどでＭ＆Ａを進めたことなどから、海外を含めて七つの子会社を持つグループ企業へと発展しました。その一つが遊園地事業で、国内５カ所と台湾１カ所、カンボジア２カ所で運営しています。コロナ禍ではありますが、現地の方に喜ばれており、東南アジアのエンターテインメントは、まだ伸びしろがあると期待しています。

また、印刷物や学術学会の運営などを手掛ける「コーエィ・エージェンシー」は医療系に強く、開業・開院のサポートやＰＣＲ検査を行うハウスの設置、検温付き消毒器の販売などでお役に立っています。

スポーツ計測の技術は建設現場などの事故を防ぐシステム開発に活用されています。イベント自体は厳しいですが、長年培ってきたノウハウを生かし、ピンチをチャンスにしようと、グループの総力を結集して取り組んでいます。今後も、いくつもの引き出しを持ちながら、お客さまの幅広いニーズに応えるために挑戦し続けます。