気管支喘息(ぜんそく)は、ダニやほこり、花粉などのアレルゲンによる発作や、たばこの煙や薬の副作用、気候や気圧の変化など、さまざまな要因で引き起こされます。

 私は体を動かすことが好きですが、持久走など長時間体を動かすと呼吸が苦しくなる「運動誘発性喘息」の持病があります。そうした症状があっても症状改善には、自分のペースで運動療法を取り入れることが大切です。

運動続けて改善

 肺機能評価の指標には、肺活量と努力性肺活量が使われます。努力性肺活量は、息を最大限吸った後に一気に吐き出した量のことで、最初の1秒間に全体の80%以上を吐き出すことを目標にします。運動によって改善効果があるとされているので、毎日体を動かすことをお勧めします。

 呼吸リハビリのテキストにも「ウォーミングアップを行ってからウオーキングをしましょう」と記載されています。気管支喘息の症状が安定するまでは、専門医らの指導をしっかりと受けながら運動療法をしましょう。

 症状が少しずつ安定し、日常的に散歩や体操ができるまで症状が改善したら行ってほしい、室内でできる運動を紹介します。

 
ワンポイント/「すっ」と呼吸が楽に
 運動を始めて6~9分で無酸素運動から有酸素運動に変わります。取り込んだ肺の酸素をしっかりと体中の隅々まで行き渡らせるために、筋肉収縮と心拍数の上昇が必要になるので、時間が必要となります。この変化点を越えると「すっ」と呼吸が楽になるので、意識してみてください。
 これから日増しに暖かくなり、花や山々の景色を堪能できる季節を迎えます。気持ち良く大きな深呼吸をして、身体を整えていきましょう。