こんにゃく製造のツトム食品(富岡市野上、土屋勉社長)は、米国の現地系スーパー「セントラル・マーケット」と共同開発した「EDAMAME KONJAC(エダマメコンニャク)」を5月にも同スーパーで発売する。新型コロナウイルス下で健康志向が高まる米国で、低カロリーで食物繊維が豊富なこんにゃくの魅力を訴求する。

 エダマメの粉末を混ぜて日本国内などで販売する「枝豆こんにゃく」を基に開発。既存製品はブロック状だが、スーパーからの要請を受けてスライス状と麺状を追加して計3種類を輸出する。こんにゃくになじみの薄い米国人にも分かりやすいように、パッケージデザインも作り直した。

 セントラル・マーケットは、テキサス州に10店舗を展開する現地人向けの高級スーパー。ツトム食品は日本貿易振興機構(ジェトロ)が昨年2月にロサンゼルスで開いた展示会に出展し、同スーパーのバイヤーから商品供給の依頼を受けた。

 同機構・群馬貿易情報センター(ジェトロ群馬)によると、米国に輸出される日本食品の多くは、駐在員らが利用する日系スーパーで販売される。現地系スーパーで取り扱われる例は少なく、共同開発はさらに珍しい。

 ツトム食品は、OEM(相手先ブランドによる生産)や外食産業向けの製造を手掛けてきたが、2018年度に海外輸出事業を立ち上げた。ビーガン(完全菜食主義者)の需要も取り込み、21年度の海外向け売り上げは20年度の2倍となる500万円に増えた。

 同社の土屋和巳営業部長は「コロナ禍で外食向けなど国内事業が打撃を受けている。海外向けの販売を拡大していきたい」と話した。

米国スーパーに輸出する「EDAMAME KONJAC(エダマメコンニャク)」