東京五輪の聖火リレーで伊勢崎市内を走る諏訪さん=2021年3月30日

 東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)に過去11度出場した群馬県の上武大の駅伝部監督に、桐生工高出身で2004年アテネ五輪男子マラソン6位入賞の諏訪利成さん(45)が就任することが13日、分かった。5月1日付で新体制となり、近藤重勝監督(47)はヘッドコーチとしてチームに残る。上武大は3年連続で本大会を逃しており、復活に向けて地元出身のオリンピアンである諏訪新監督の手腕に期待がかかる。

近藤監督はコーチに

 上武大は04年、2大会連続(1996年アテネ、2000年アトランタ)で五輪長距離日本代表となった花田勝彦さんを監督として駅伝部を創部。08年に初めて箱根駅伝の予選会を突破すると、16年に花田さんが退任した後も、近藤監督がコーチから昇格し、19年まで11年連続で本大会へ進んでいた。しかし...