門谷店長(右)から特製天ぷら弁当を受け取るスウィータさん(右から2人目)ら

 ロシアの侵攻を受けるウクウライナから桐生市に避難した5人に日本の味を楽しんでもらおうと、高崎市の天ぷら専門店「剣崎」(門谷陽一郎店長)が15日、5人の親族のオジブコ・スウィートラーナ(通称・スウィータ)さん(45)が経営する桐生市内の店を訪れ、特製天ぷら弁当を贈った。

 門谷店長によると、天ぷらはナスやシイタケ、タマネギなど8種類。ドイツで6年間、寿司バーを経営した経験を生かし、外国人にもなじみがある素材を選んだ。提携先の三喜卵太郎(富沢太郎社長)から譲り受けた鶏卵48個とバームクーヘンも提供した。

 門谷店長が「自分が商売している群馬に避難民が来たなら、弁当ぐらいあげないと」と思い立ち、店に置いているウクライナ支援の募金箱に寄せられた6000円で具材を買いそろえた。

 5人の多くは初めて天ぷらを口にしたというが、残さず完食した。スウィータさんは「門谷さんの『助けたい気持ち』が何よりもうれしい」と感謝していた。