えりすぐりのアウトドア用品を紹介するパーヴェイヤーズ
自社ブランド「マウンテン・マウンテン」のトートバッグ
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 キャンプなどの屋外アクティビティを彩るのが、多種多様なアウトドア用品だ。近年は大手ブランド以外も、中小メーカーが機能性やデザイン性を追求した独創的な製品を展開する。桐生市に2017年に開店したセレクトショップ「パーヴェイヤーズ」は、独自の視点で選んだ商品をそろえ、愛好者から支持を集めている。

 同店を運営するのは、イベント企画を手がけるパーク(同市仲町、小林宏明社長)。音楽フェス会場の物販スペースを管理する中でアウトドア用品メーカーとつながり、店を立ち上げた。

 店舗には3階建ての鉄工所跡を活用。延べ床面積約1200平方メートルの広い空間に、「偏った目線でセレクト」(同社)するえりすぐりの商品が並ぶ。

 扱うブランドは、日本に上陸して間もないスイスの「スパッツ」や、軽量化を追求した韓国の「ゼログラム」、静岡県の愛好家が集まって設立した「ピーターパンキャンパーズ」など。取り扱い店が少なかったり、ネット通販に流通していなかったりするものも多い。

 製品は、機能やデザインにひと工夫がなされたものがそろう。インスタント袋麺の調理に最適化された四角い鍋や、食パン1枚でホットサンドを作れる調理器具は、愛好者だけでなく主婦にも人気。「ロースタイル」としてトレンドになっている高さの低いテーブルや椅子も扱う。

 素材と国内生産にこだわって19年に立ち上げた自社ブランド「マウンテン・マウンテン」もある。まきを収納する大型のトートバッグやランタンをつるすハンガーなどで、今後も自社製品の拡大を目指す。

 店内に醸造所を設け、桐生の水を使った地ビールを製造。世界各地の料理をアレンジしたメニューを出すレストランも併設する。広報担当の鳥羽理恵さんは「近所の方がビールを買いに来たり、食事のついでに調理器具を見ていく主婦も多い。気軽に来店してほしい」と話している。

【データ】 アウトドアウエアも豊富にそろえる。クラフト作家による陶器やガラス器、添加物不使用の調味料も置く。月、火曜定休(祝日は営業)。午前11時~午後10時。☎0277-32-3446

●記者のトレンド予測● “映え”製品 人気衰えず

 かつてはややもすると「男くさい」「無骨」などのイメージが付きまとったアウトドア用品は、今やすっかりおしゃれなアイテムとなった。取材日は平日だったにもかかわらず、店は若い女性客でにぎわっていた。

 キャンプの様子をインスタグラムなどに投稿する若者が増え、“映える”製品の人気が高まる。他人と「かぶらない」アイテムが求められており、中小メーカーの製品を扱うセレクトショップの役割は増していきそうだ。

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