ロシアの侵攻を受け、群馬県桐生市に逃れてきたウクライナ避難民5人のうち13~15歳の3人について、市は18日、居住地域にある桐生清流中に通学できるよう準備を進めていることを明らかにした。子どもたちが望む教育環境を整備し、幅広い支援で日常生活への不安を取り除く。

 市教育委員会によると、避難民を受け入れた市内在住の女性親族と通学に向けた話し合いを進めている。日本語指導や学校での過ごし方などについて具体的な検討を始めており、受け入れ環境が整い次第、登校してもらう。今週中にも関係者と学校側が直接の打ち合わせをする予定。

 同校にはウクライナ語を話せる教諭がいないため、県を通じて6台貸し出す多言語対応の小型翻訳機「ポケトーク」の活用や、親族に協力してもらうことも想定している。

 実際にどのような形で学ぶかは未定だが、市教委は「できる限り本人たちが不安を感じないように、学校での生活を考えたい」と説明した。

 この他、市は避難民に対する支援策として、子ども向けに市環境課が所有する電動アシスト付き自転車3台を貸し出す。

 18日の定例会見で、荒木恵司市長は民間レベルでも5人に対する支援が広がっていることに触れ、「一日も早く生活に慣れていただき、平和な暮らしができるように官民で連携していきたい」と述べた。

 ウクライナから避難した10~60代の男女5人は3月26日、市内に住む親族を頼って成田空港に到着。市は今月6日、当面の生活費に充ててもらうため、市国際交流協会を通じて支援金50万円を贈った。