群馬県太田市の清水聖義市長は19日の定例会見で、ウクライナ避難者の子どもを同市内の私立小中高一貫校・ぐんま国際アカデミー(GKA)で受け入れる意向を示した。市が学費を負担することを想定している。現時点で市内に避難者はいないが、近隣都県からの受け入れも検討する。

 清水市長はGKAの理事長を務めている。英語の授業を希望する避難者の子どもが対象で、初等部から高等部まで原則学費無料で受け入れる考え。市によると、英語教育に取り組む同校の特色を生かした支援という。

 清水市長は避難者の子どもにも教育が必要だと強調し、「日本語だけの授業は大変だろうが(ウクライナ人は)英語がそれなりに達者な人もいると思う。教育環境は良い方がいい。楽しく学校に通えるのではないか」などと述べた。

 無料とする学費の財源については「市が負担した方がいい」とした上で、避難者がいる自治体や国に協力を求めることも検討する。

 GKAは国際的に活躍できる人材の育成を目指し、国の構造改革特区制度に基づき、市が携わって2005年に「英語特区校」として開校した。算数や理科など教科の7割を英語で学ぶ。22年度の在校生は計1071人で、本県や埼玉、栃木県、東京都などの児童生徒も在籍している。

 清水市長は、市営住宅を活用した住宅支援や避難者の就労支援も検討するとした。