厚生労働省の人口動態統計によると、日本国内で脳出血を発症する人は年間約20万人と推測され、2018年には脳出血で約3万3000人が亡くなっています。

 脳出血は、血圧が高くなったときに発症しやすいため、多くは日中の活動しているときに起こります。冬に屋内から外に出たときや、入浴時、排便時、興奮時なども血圧が高くなりやすいので注意が必要です。

運動不足20%高い発症

 13年に南オーストラリア大が、45歳以上の米国人約3万人を対象に、運動回数と脳出血を含む脳卒中の発症割合について発表しました。週4回以上運動した人に比べ、運動不足の人は、脳卒中の発症割合が20%高いという結果でした。同大のミッシェル・マクドネル博士は「運動は血糖値や中性脂肪値、血圧を下げる効果があり、善玉のHDLコレステロールを高める」と語っています。

1週間で150分以上

 米国心臓学会は18~65歳の成人に対し、ウオーキングのような適度な運動を1日30分間以上、週に5日以上行うか、やや早めのウオーキングや水泳、自転車のような中強度の運動を1回20分以上、週に3日行うことを勧めています。適度な運動は、1週間で150分以上行うようにし、週に2日は筋肉を鍛える筋力トレーニングを取り入れると効果的とされています。

 今回紹介する運動は、自宅で気軽にできます。身の回りにあるもので、筋力トレーニングや有酸素運動を心掛けてください。工夫次第でどこでも体を動かすことはできますので、運動習慣のきっかけづくりに試してみてください。

お問い合わせは日本健康運動指導士会群馬県支部(県立心臓血管センター内)tel 027-269-7455(内線8332)
運動はかかりつけの医師の指導のもと適切に行いましょう。