かわはらまち皮膚科(前橋市)院長 岸 史子さん かわはらまち皮膚科(前橋市)院長 岸 史子さん

 夏に足の皮がめくれたことがありませんか。日本人の5人に1人は水虫(足白癬(あしはくせん))にかかるといわれています。水虫は白癬菌というカビが皮膚に感染することで発症します。

 水虫の人が利用した風呂やプールの床、マットには、白癬菌が付着しています。そこをはだしで踏むと白癬菌が付着します。靴下を履き、靴を履いて白癬菌を自宅に持ち帰ります。帰宅後に足をせっけんで洗い、靴下は洗濯してはだしで眠れば、付着していた白癬菌は洗い落とされるか乾燥して落ちるため、感染しません。しかし、足が蒸れて皮膚がふやけていたり、帰宅後に入浴しないで靴下を履いたまま寝たりしてしまうと、白癬菌は皮膚の中に入り込み、感染します。

 感染を広げないためには、水虫にかかっている人がきちんと治療をすることです。水虫の多くは塗り薬で治ります。症状が出ている部分だけではなく、足の裏全体、指の間まで塗ることが大切です。2カ月以上、毎日塗りましょう。

 水虫の塗り薬には、市販薬と病院でもらう処方薬があります。水虫かどうか判断に迷ったときは、皮膚科に相談してみると良いでしょう。水虫の検査結果は数分で分かります。

協力/群馬県医師会