根強い人気の「大和屋ブレンド」

 コーヒー豆と雑貨の販売店やカフェを運営する。直営店舗ではブラジルやコロンビア、インドネシア、エチオピア、イエメンなど20カ国以上から仕入れたコーヒー豆を自家焙煎(ばいせん)で提供する。「日本人の味覚にあったコーヒー」をコンセプトに掲げ、香り豊かに仕上がる木炭焙煎にこだわる。

 創業当時から変わらない定番商品の大和屋ブレンド(100グラム561円)は香りと酸味、こくのバランスがとれた飲みやすさが魅力だ。同社の定番シリーズは、ブラジル(同)やブルーマウンテン№1(100グラム1836円)など幅広い価格帯がある。商品に合わせて中浅煎(い)りから深煎りまで焙煎の深さを一つ一つ変えている。ジャズを聴かせながら石蔵で10年熟成させたビンテージコーヒーも売れ筋だ。

 平湯聡社長はブラジル・サントス商工会議所公認のコーヒー鑑定士資格「クラシフィカドール」を保有し、自ら目利きした「鑑定士シリーズ」もお勧め。3月に発売した「コスタリカ エルバス ブラックハニー」(100グラム950円)は春摘みコーヒーを空輸直行便で入荷。コーヒーチェリー(果実)の甘い粘着質を残したまま乾燥させた「ブラックハニー・プロセス」により、独特の強い甘みと香りが楽しめる。

 コーヒーの楽しみ方を広く発信し、顧客のコーヒーライフを深めてもらおうと、自社の情報発信サイト「ディープレッソ」(https://deepresso.yamato-ya.jp)も運営する。新商品や仕入れた豆の紹介をはじめ、エアロプレス(抽出器具の一つ)や食べ物との組み合わせ、陶芸などをテーマにした玄人好みの情報発信を行っている。

これも自慢
 コーヒーパウダーを練り込んだ自社開発のチョコレート菓子「カフェチョコ」(105グラム334円)も人気だ。「抹茶」や「ホワイトチョコ」、「ナッツ」などバリエーションも豊富。今月から「ミント」も期間限定で販売している。

【会社メモ】長崎県出身の平湯正信会長が1980年に創業し、87年に株式会社とした。従業員約60人。直営は高崎本店、高崎吉井店(物販)、珈琲あしび、YAMATOYA COFFEE32(カフェ)の計4店が前橋、高崎両市にある。その他グループ店が北海道から九州まで41店ある