群馬県太田市の養豚場で県内6例目となるCSF(豚熱)の感染が確認されたことを受け、渋川市は、市内の養豚農家24戸に対し、消石灰400キロと消毒液10リットルをそれぞれ無償配布すると発表した。小動物がウイルスを媒介するとの指摘もあることから、ネズミ粘着シート100枚も併せて配る。

 太田市内の感染が確認された22日、渋川市は家畜伝染病防疫対策本部会議を開いて対応を協議し、緊急対策として消毒用資材などの配布を決めた。市によると、同市内でも野生イノシシの感染が増加傾向にあるといい、各農家に対して飼養衛生管理基準の再確認や順守を要請していく。

 高木勉市長は会見で「緊張感を持って対応したい。ワクチンの2回接種の実現も関係機関に働きかけていく」と述べた。農水省の市町村別農業産出額(2020年)によると、渋川市は県内3位の豚の産地。