活躍が期待されるヤマダホールディングス陸上部女子中長距離の(左から)加藤、野見山、土田

 昨年の全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)6位入賞の強豪、ヤマダホールディングス陸上部の女子中長距離に3人の新戦力が加わった。高校、大学を卒業したルーキー2人と、飛躍を期して移籍加入した24歳の計3人で、高木雅一監督は「楽しみな選手ばかりで、全員がチームの力になってもらいたい」と期待を込める。

スピード持ち味・土田佳奈

 2月1日付で加入した土田佳奈は、昨年のクイーンズ駅伝に初出場した埼玉医科大グループから移籍した。昨年初めてクイーンズ駅伝を走ったが、2区(3.3キロ)で区間25位と悔しい結果に終わり、「環境を変え、もっと上を目指したい」とヤマダの門をたたいた。

 持ち味はスピードで、高校3年時にはインターハイの1500メートルと3000メートルの2種目で入賞。今季のトラックシーズンは1500メートルでの日本選手権出場を目指す。参加標準記録(4分22秒80)に迫る4分22秒97の自己ベストを持つだけに、「諦めずに(記録突破に)挑戦し、日本選手権に出たい」と力を込める。

 つちだ・かな 1998年1月生まれ。新潟県出身。新潟明訓高―東農大―埼玉医科大グループ。156センチ。

高3時に急成長・野見山紋圭

 昨年末の全国高校駅伝で3位入賞の鹿児島・神村学園高から加入した野見山紋圭は、将来性のある選手だ。高校では2年時まで駅伝メンバーに入れなかったが、3年時に急成長。全九州高校駅伝4区(3キロ)で区間賞を獲得してチームを優勝に導くと、年末の都大路では4区(3キロ)で2人を抜いて区間4位と好走した。

 同高の有川哲蔵監督の推薦もあり、ヤマダに加入。「トップレベルの選手と一緒に走って自分も成長したい」と飛躍を誓う。高木監督も「持ち味のスピードを生かし、まずは短い区間を走ってほしい」と期待。しっかりと土台作りに取り組み、駅伝のメンバー入りを狙う。

 のみやま・あやか 2003年10月生まれ。福岡県出身。鹿児島・神村学園高。158センチ。

長距離粘り強く・加藤詩帆加

 大卒ルーキーの加藤詩帆加は5000メートルや1万メートルを得意とし、大阪学院大4年時には全日本インカレ1万メートルで7位入賞した。今季は「5000メートルで15分台」という目標を掲げており、「それができれば1万メートルも速くなる。その上で駅伝シーズンに活躍したい」と闘志を燃やす。

 静岡・常葉菊川高時代から加藤の走りを知っている高木監督は「長い距離を粘り強く走れる選手」と評価する。ヤマダの主力、清水真帆が大学の先輩であることも加入を後押ししたという。「清水先輩のようなキレのある走りがしたい。いずれは駅伝で主要区間を走れるような選手になる」と意気込む。

 かとう・しほか  1999年4月生まれ。静岡県出身。静岡・常葉菊川高―大阪学院大。152センチ。