シャーベットの樋室社長(右から2人目)とスタッフ

 店の前にある八幡霊園の墓参りに訪れる人に供花を販売するとともに、観賞・贈答用の生花やドライフラワーを取りそろえる。新型コロナウイルス禍で結婚式場向けの販売が落ち込む中、3月に店舗脇に写真スタジオを開設した。さまざまな花を安く調達できる強みを生かし、新たな収益の柱に成長させることを目指している。

 「ワイルドフラワー」と呼ばれるオーストラリア原産の植物や、生花を乾燥させたドライフラワーも豊富に取りそろえ、ドライフラワーは県外から買いに来る人がいるほど。樋室美智子社長が米国で直接買い付けるこだわりの雑貨も人気だ。

 樋室社長の祖父母が1971年に食堂として創業した。供花の販売は、客から要望を受けて始めた。次第に食堂の業務が追い付かないほど忙しくなり、2003年に生花店に業態転換した。

 単価が低い供花だけでは限界があったため、05年に結婚式場向けの事業を開始。式場を装飾する生花やブーケを提供して売り上げの3分の2を占めるまでに成長したが、コロナ禍で挙式の見送りや規模縮小が相次ぎ、注文は減った。

 写真スタジオは、フォトウエディング(6万6千円~)や七五三(7万2600円)、成人式(7万7千円)などとイベントごとにプランを用意。いずれもカメラマンの手配料とヘアメーク代を含み、フォトウエディングは、フルオーダー(20万9千円)も可能だ。

 一般的なスタジオと比べて使用できる花の種類や量の自由度が高く、カメラマンからも「想像以上の写真が撮れる」と好評という。樋室社長は「花と写真を通じて結婚式や七五三、成人式など人生のさまざまな場面でお客さまに寄り添っていきたい」と話している。

これも自慢
 インターネットの活用に力を入れている。交流サイト(SNS)に商品画像を掲載し、ウエディングブーケなどの注文が直接寄せられるようになった。ネット通販も近く本格稼働させ、雑貨を販売していく予定だ。

【会社メモ】従業員数7人。資本金300万円。店は無休で午前8時半~午後7時(冬季は同6時半)。問い合わせは同店(☎027-343-0248)へ。