老人ホームのスタッフに歓迎されるインドネシアの学生ら

 インドネシアの学生に介護現場を体験してもらうインターンシップ(就業体験)の受け入れが6日、群馬県富岡市相野田の特別養護老人ホーム「あまてらす」で始まった。20代の学生8人が同市などに半年から1年ほど住み込み、働きながら経験を積む。

 学生たちは今後、同市内や埼玉県内の高齢者施設に分かれ、既に働いている外国人スタッフら施設職員の指導を受けながら、食事介助など高齢者の生活支援全般を担当する。

 同ホームの職員らは「分からないことは怖がらずに何でも聞いてほしい」と学生を歓迎。同国のヤツィ健康大のシロ・ジュディンさん(26)は「不安と期待と両方の気持ち。しっかり勉強したい」と話した。

 将来の人材確保に向け、日本の職場環境に慣れてもらう取り組み。同ホームなど複数の介護施設を運営するベストケアグループ(同市)が企画した。

 当初は2019年に受け入れるはずだったが、新型コロナウイルスなどの影響で順延していた。4月中旬に来日し、高山村内の教育機関で日本語やビジネスマナーなどの研修を受けた後、同ホームを訪れた。

 同社の最高執行責任者(COO)、今井栄一さん(50)は「卒業後の進路として欧米ではなく、日本の介護職を選んでもらいたい。将来的な人手不足を解消するため、同業者間にこの取り組みが広がってほしい」と期待した。