―岸田政権の評価は。

 100点とは言わないが及第点。特にウクライナ情勢を考えた時に的確な政権運営をしていると評価している。一方、防衛費は増額が必要で、憲法改正も含めもっと積極的に動いていただきたい。わが党の実力を考えると、自民党の協力なくしてNHKのスクランブル放送実現は難しい。相手にはされていないが、われわれの力が付けば連携して達成できるのでは。

 ―2019年の前回参院選で得票率が2%に達して国政政党となった。今回の目標は。

 比例4人、選挙区74人の計78人で挑むが、比例で1人を当選させる。選挙区は得票率が2%を超えるのが目標。選挙区には前回の2倍の候補者が出るため、票の積み上げが見込める。今回はより丁寧に候補者を選考しているので、NHK問題だけでなく、農業や子ども関連の問題などに、それぞれがしっかりとした考えを持っている。

 ―重点政策は。

 NHKの被害を受けている国民を守るということを確実に訴えたい。それ以外では外交、防衛の強化は避けて通れない。専守防衛について見解を広くし、敵基地攻撃能力の保有も視野に入れるべきだ。国民の生命財産を守るのが一番であって、憲法を守るのが一番ではない。経済では「1人目の子どもを出産した母親に1千万円支給」「消費減税5%」を掲げるが、自民党の協力がなければ無理。われわれが躍進することで提案したい。

 ―群馬選挙区にも候補者を擁立する。

 前橋、高崎両市など都市部ではNHKの被害が多いので、お守りするということをしっかりと訴え、浸透を図りたい。選挙では事務所を設けず、無駄なお金を使わない。こうした点も評価してもらえると思う。前回参院選や昨年秋の衆院選に候補者を擁立しており、党の考えに共感してくれる方が増えたと感じる。ポスターを張る枚数が増えることは間違いない。

 ―立候補者や資金の確保に交流サイト(SNS)を活用している。

 他にも発信者が増えたため、私のユーチューブチャンネルの再生数は減っているが、堀江貴文氏ら著名人が応援してくれているのは強み。SNSを使えば選挙にお金はかからない。政見放送で面白くてためになる情報を出しているが、これをユーチューブで拡散していくことで「NHK党って面白い」と思う人からの得票を狙っている。ネットは賛否両論を含めて情報を深く知ることができる。スマートフォンから情報を得る若い方にも理解してもらえる。

 ―地方を重視している。

 これからは地方の時代。コロナ下でテレワークが浸透し地方でも仕事ができる。堀江氏とも話しているが、若者がどんどん移住し、仕事をしながら政治もする流れを思い描いている。時間をかけてでも地方からしっかりやらないと変わらないので、地方議員を増やしたい。今回は良いアピールの機会で、来年の統一地方選挙の足掛かりとなる。

 

 たちばな・たかし 2019年の参院選で当選、国政政党の党首に。同年の参院補選(埼玉)出馬で参院議員を自動失職

 

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