洗心亭を見学するゲッツェ氏(左から2人目)

 駐日ドイツ大使に昨年9月就任したクレーメンス・フォン・ゲッツェ氏が11、12の両日来県し、日独交流に関連する場所などを訪問した。12日はドイツ出身の建築家、ブルーノ・タウトが暮らした高崎市の少林山達磨寺にある洗心亭を見学。日独交流160周年を記念し、ドイツ大使館が製作した洗心亭の一日を表現した映像作品を鑑賞した。

 ゲッツェ氏はドイツと群馬の歴史的なつながりは深いとし、貢献した人物として草津温泉の効能を広めたエルウィン・ベルツ博士とタウトを挙げた。今回の来県は2人のゆかりの地を直接見ることが目的の一つ。ぐんま日独協会(鈴木克彬会長)が映像作品の製作や来県時の日程調整などに協力した。

 達磨寺でゲッツェ氏は「タウトは高崎の地で美しい自然に心を奪われた。この場に立ち、私もそう感じる」と話した。鈴木会長は「記念の映像作品に洗心亭を取り上げてもらい、素直にうれしい」と喜んでいた。

 2日間で姉妹都市の草津町と沼田市のほか、県や前橋市を表敬訪問した。12日に県庁で山本一太知事と会談し、「大学間の交流、コロナ後の観光、経済などさまざまな分野で関係を強化することができる」と語った。