群馬県みどり市はウクライナからの避難民5人を市営住宅2戸で受け入れることを明らかにした。一行は成田空港に19日夕に到着する予定。5人のうち、子ども1人を除く4人に聴覚障害があることから、市ろう者協会(小林大介会長)と県聴覚障害者連盟が「ウクライナろう者避難民支援チーム」を立ち上げ、受け入れ準備や通訳などに当たる。

 受け入れるのは42歳の男性と妻(37)、男児(7)の1家族と、48歳と52歳の男性。単身者の男性2人は1戸に同居してもらう。

 市は子も含め1人当たり10万円の一時金を生活費として支援する。自転車を貸与し、災害救援物資などから生活物品を提供する。男児の就学については家族の意思を確認し、希望する場合は支援する方針。

 市によると、市ろう者協会から4月19日付で「ウクライナろう者避難民支援についての要望書」が提出され、受け入れを検討していた。

 同協会によると、ウクライナからイタリアに避難した聴覚障害者の知人とテレビ電話で情報交換したところ、「日本に行きたい」との希望があり、約30人でつくる支援チームを立ち上げた。吹野昌幸事務局長(54)は「ヨーロッパでは多くのろう者を受け入れている。市や仲間のろう者の団体に相談してチームを立ち上げることができた。皆さんに感謝している」とした。