家族の介護や世話をする18歳未満の子ども「ヤングケアラー」支援で、高崎市は子どもに代わって家事や介護を担うヘルパーを無料で派遣する「ヤングケアラーSOS事業」を9月に始めると発表した。子ども1人につき学校関係者や民生委員、民間事業者らがワーキングチームをつくり、子ども一人一人の状況に応じた適切な支援を考える。

 事業対象は市内の中高生。要望があれば小学生にも対応する。9月からのヘルパー派遣に先立ち、6月から県内の高校や民生委員など関係機関への周知、すでに寄せられているヤングケアラーと思われる子どもの状況把握を始める。

 ワーキングチームの具体的な構成などは、ヤングケアラー関連の有識者らで構成する「ヤングケアラー支援推進委員会」を立ち上げて話し合う。

 当初は来月からのへルパー派遣を予定していたが、家庭に入る難しさをはじめデリケートな問題のため、時間をかけて周知や準備を行うことにした。

 事業委託先には公募型プロポーザルを通じ、介護施設を展開するケアサプライシステムズ(同市)を選定している。契約期間は6月から来年3月まで。