長野原町議会は12日、臨時会を開き、現行2人の副町長の定数を6月1日付で1人にする条例改正案を可決した。八ツ場ダム建設事業の終了に伴い、ダム関連事業を所管してきた「ダム担当副町長」のポストがなくなる。上毛新聞の取材に、萩原睦男町長は「小さな町に2人の副町長は異例。身の丈に合った形になる」と説明した。

 佐藤修二郎ダム担当副町長(63)、市村敏副町長(64)はともに31日の任期満了で退任する。副町長は当面空席となる見通し。

 町は1990年、一般行政部門を担う助役のほかにダム関連事業を担当する助役ポストを設け、地方自治法改正後は副町長2人制を取ってきた。

 ダム周辺整備が本格化した2019年度は町の一般会計当初予算153億円のうちダム関連が111億円を占めるなど、ダム事業は町の最重要案件。ダム担当副町長は事務方トップとして指揮に当たり、国や県、住民との調整役を担った。