群馬県館林邑楽地域で3月以降、店舗を狙った窃盗事件が相次いでいることが13日、関係者への取材で分かった。3、4月に館林市と板倉、明和両町の飲食店や理美容店など少なくとも12店が被害に遭い、夜間など無人の時間帯にガラスを割って店内に侵入する手口が共通している。被害届を受けた館林署が捜査を進めるとともに、注意を呼びかけている。

 3月に被害に遭った美容室(板倉町)の40代男性店主によると、深夜に何者かが裏口のガラス戸を割り、内側から鍵を解錠して忍び込んだ。店内の自動警備が作動し、男性が近くの自宅から3分後に駆けつけたが、すでに逃げた後だったという。

 約1500円が入ったレジが盗まれ、破られたガラスの改修費などを含めて計約8万円相当の被害があった。男性は「夜間に無人になるので、目星をつけられたのだろうか。短時間のうちに盗まれ、逃げられてしまったので店は何もできない」と憤っていた。

 同署によると、一般住宅を狙った空き巣被害も例年に比べて増えているという。店舗の防犯対策として現金をレジの中に置かずに別の場所で保管したり、防犯カメラを設置したりすることを挙げている。