感染対策をしながら部活に励む太田藪塚本町中女子ソフトボール部の生徒

 新型コロナウイルス感染拡大で学校が一時、一斉休校してから2年以上が経過した。中学では休校と同時に入学した生徒がこの4月で3年生になり、全校生徒が「コロナ前の部活動」を経験していない。高校も含めて部活動は縮小を余儀なくされ、各自治体の意向や感染状況によって制限の度合いに地域差が生じた。またいつ自粛を求められるか不透明な中、制限内で活動を工夫したり、大会出場より生徒の人間的成長に重きを置いたりするなど教育現場は部活動の新たな在り方を模索している。

■「焦りあった」

 「自分の実力が落ちた実感があって焦りがあった。今はソフトができるだけでうれしい。今年は全国優勝したい」。太田藪塚本町中女子ソフトボール部の後閑陽向主将(3年)は前を向く。同部は昨年度の全国大会に太田城西中と合同で出場し、準優勝に輝いた。

 顧問の関口皓次教諭(36)は部活動の自粛期間中、生徒に毎日最低1時間は競技に関わることに取り組み、ノートに記録するよう求めた。

 成果を発揮できる場をつくろうと、制限の範囲内で交流試合を企画。その結果、他校の教員とも連携が深まったという。「生徒は実践練習が少ない分、『仕上がっていない』印象はある。できる限りのことをしていきたい」と語る。

■市町村ごとに

 部活動の制限は感染状況や、その後に控える大会日程などにより細かく変わってきた。県教委は県立高校などに対し、県が独自に定める警戒度(警戒レベル)に合わせた活動範囲を設定。上位大会につながる場合のみ練習や大会開催が可能だったり、市町村ごとに異なる警戒度が設定されていたりする時期もあった。

 部活動を担当する県教委保健体育課は...