妙義山が国の名勝に指定されてから来年で100周年となるのを前に、群馬県富岡市は本年度、周辺の観光整備に本格的に着手する。市立妙義ふるさと美術館(同市妙義町)を大幅に改修し、登山客向けのビジターセンターを併設。動画制作などを通じて日本三大奇勝に数えられる山の魅力を発信し、誘客増につなげる。

 妙義山は1912年、英国人宣教師で登山家のウォルター・ウェストンが日本人に登山技術を伝えたことから「日本の近代登山発祥の地」とされる。奇岩や巨石が織りなす山の特徴に加え、こうした登山・山岳文化を伝える資料もビジターセンターで紹介する。

 改修工事は本年度中に完了予定で、観光客が憩える場として敷地内の芝生広場も整備する。

 情報発信のため、豊かな自然や周辺の観光資源を盛り込んだPR動画も制作。施設改修費など関連事業費計1億700万円を本年度一般会計当初予算に計上した。市は「国名勝指定100周年に向けて妙義エリアの魅力を高めたい」としている。