上場企業の3月期決算発表に合わせ企業の役員人事が明らかになった今月中旬から、取引企業などが慶祝電報を送れないケースが出ている。NTT東日本群馬支店によると、台紙をはじめ関連商品を委託している製造拠点が、新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)が続く中国上海市などにあるためだ。商品不足が解消する見通しは立っていない。

 在庫不足となっているのは一部の祝電用と弔電用の台紙など。中国で製造する商品もあり、製造工場自体が休業している場合や、製造が再開しても港湾での物流の混雑が影響している。日本では電報の需要が高まる時期だが、生活必需品ではないとみなされ、輸出コンテナに入れる優先順位が低いという。

 新型コロナのまん延は2年以上続くが、一部の電報が送れない事態は初めて。同支店は「製造拠点の長期間のロックダウンが影響している。在庫不足が解消するめどは立っていない」と説明している。