群馬県内の主な観光施設35カ所の大型連休(4月29日~5月8日)の入り込み客数は前年同期の1日当たりと比べ33.7%増、実数で89万4856人に上ったことが17日、県の調査で分かった。新型コロナウイルス感染防止に伴う移動制限が3年ぶりになく、公園などで行楽客が戻り、屋内施設でも客足が回復した。温泉地9カ所の宿泊客数は同29%増で15万91人。スキー場2カ所は同2.06倍となり1万1409人が利用した。

 今年の調査対象期間は10日間で、昨年(7日間)と1日当たり平均客数で比較した。前年と比べ最も伸びたのは、つつじが岡公園(館林市)で2.63倍。期間中の入り込み客数は4万8416人だった。同園は「花の見頃が過ぎていたことや入場を制限した運営は去年と変わっていない。単純に多くの人出があったのではないか」と分析する。

 伸び率は屋外施設で軒並み高く、アースケア桐生が岡遊園地(桐生市)が2.05倍。コロナ対策で昨年は連休後半に臨時休園したことの反動もうかがえるが、同園は「出店を設置するなどコロナ前のようなイメージで運営できた」とする。

 入り込みは屋内施設でも回復した。県立ぐんま天文台(高山村)が90.1%増。こんにゃくパーク(甘楽町)が88.5%増だった。連休前に同町にオープンしためんたいパーク群馬との相乗効果もあったとみられる。

 温泉地は草津温泉(草津町)の1日当たり平均宿泊客数が23.0%増の5025人、水上温泉郷(みなかみ町)が27.3%増の3440人、伊香保温泉(渋川市)が43.7%増の3218人などだった。

 コロナ前の2019年の同時期と比較すると、観光施設全体の入り込み客数が34.9%減、温泉地の宿泊客数が50.6%減、スキー場の利用者数が15%減だった。コロナ前の水準とは大きな開きがあるが、県観光魅力創出課は「施設側がコロナに対応した入場制限をしており、コロナ前の人数に戻すのは難しい。人数ではなく中身を充実させる観光振興を進めたい」としている。