群馬県太田市藪塚地区の特産品「藪塚こだま西瓜」の盗難が相次いでいる問題で、警察に届け出ていないケースなども含めると、3月以降の被害は少なくとも100個を超えるとみられることが18日、JA太田市への取材で分かった。同JAは「不審な人を見かけたり、気付いたことがあれば情報を寄せてほしい」と呼びかけている。

 5月11日現在で太田署に届け出があったのは47個だが、同JAによると、ほかにも多くの農家から被害の報告が寄せられている。同JA野菜センター運営委員会の小池康之・スイカ部会長(45)は4月下旬から3回に分けて約40個が被害に遭った。「傷が付かないように大切に扱っているので、自分の家をぐちゃぐちゃにされた気持ち。悔しい」と憤った。

 相次ぐ被害を受け、同署と同JAなどの関係団体は18日、同市大原町の同JA藪塚資材センターで防犯パトロール隊の出発式を開き、パトカーなど計12台が藪塚、新田地区を巡回した。

 高瀬巌署長は「(関係者が)一致団結している姿を見せることで警戒を高めたい」と話した。同JAの天笠淳家組合長は「泣き寝入りしているケースもある。(被害防止のために)地域の目を光らせなければならない」と語気を強めた。