協和キリン高崎工場に建設される新棟のイメージ

 製薬会社の協和キリン(東京都千代田区、宮本昌志社長)は19日までに、高崎工場(群馬県高崎市萩原町)にバイオ医薬品の原薬を生産する新棟を建設すると発表した。治験用の原薬製造を内製化し、開発スピードを高める。2024年6月から順次稼働する。

 新棟は鉄骨造り地上4階、地下1階建てで延べ床面積は約8500平方メートル。投資額は100億円超を見込む。

 同工場は生物由来の物質で作るバイオ医薬品の原料のうち、薬効成分となる原薬を製造している。新棟では、これまで外部に委託していた治験用の原薬を製造するほか、実生産に移行する前の試験的な製造を担う。

 原材料を供給しながら生産物を抽出できる新技術「連続生産方式」を導入。規模拡大が続く同工場で効率的に人材育成を進めるため、教育設備も整える。

 一昨年に着工し、今年10月に稼働予定の新棟「品質棟」と合わせ、数十人の採用を予定している。

 同社は「少量多品目の初期開発品を製造することが可能となる。バイオ医薬品の安定供給に向けた技術革新につなげたい」としている。