春の大型連休期間のうち4月29日~5月5日の人出について、群馬県は19日、JR高崎駅周辺の1日平均が前年同期比31.8%増だったと発表した。新型コロナウイルス感染症が落ち着き、行動制限がなかったため県外居住者が61.0%増と大きく伸び、県内居住者も15.1%増だった。

 携帯電話の位置情報を基に調査した。

 昨年の大型連休は東京都に緊急事態宣言が発令されるなど東京圏で感染者が多く、都道府県をまたぐ外出の自粛などが呼びかけられていた。その反動もあり、温泉地でも県外からの来訪者が伸びた。

 草津温泉周辺は県外居住者が48.3%増で、全体の22.6%増に大きく貢献。一方で、県内居住者は16.7%減と低調だった。伊香保温泉周辺も同様に全体では12.6%増で、県外居住者が31.3%増、県内居住者が18.9%減だった。県内居住者は昨年、大きく伸びたため、その反動減とみられる。

 大型連休後は、宿泊需要の落ち込みが懸念される。宿泊費などを割り引く県の事業「愛郷ぐんまプロジェクト」の第5弾が現在行われており、山本一太知事は19日の定例会見で、「多くの人に利用してほしい」と呼びかけた。