ザスパのユニホームを着て撮影に臨む高橋千代田町長(右)と石井ザスパ社長

 地域社会の発展や住民サービスの向上につなげようと、サッカーJ2ザスパクサツ群馬を運営するザスパ(前橋市)は20日、群馬県千代田町と県内自治体で初となる包括連携協定を結んだ。今後、サッカーを通じた地域づくりや観光、産業、防災、環境保全などさまざまな課題の解決に取り組む。

 ザスパは今年クラブ発足20周年を迎え、「恩返しプロジェクト」と題した地域課題解決に向けたメニューを県内の各自治体に提案している。同町とは3月末ごろから協議を重ね、理念や考え方などの共有が円滑に進んだことで今回の締結に至った。

 町役場で開かれた締結式で、ザスパの石井宏司社長は「コロナで失われたにぎわいやつながりを町と協力して取り戻すことで、『千代田町に生まれて良かった』と生きがいを持てるようになり、住みがいにもつながる」と期待を込めた。

 高橋純一町長は「ザスパとつながりを持つことができてうれしい。一つ一つの積み重ねが大事」と話し、町内にある丸粂サッカーフィールド(東部運動公園サッカー場)でのチーム練習やサッカー教室の開催に期待を示した。ホーム戦が開かれる前橋市の正田醤油スタジアム群馬に町産品などを持ち込みPRするプランもあるという。

 石井社長は、引き続き県内の他の自治体との協定締結の予定があることを明かした上で、「ザスパは群馬全体がホームタウンのクラブで、群馬全体に恩返ししないといけない。群馬の成長、発展に尽力したい」と力を込めた。