ショートコースのスタートを切る参加者

 イタリア発祥のクラシック自転車の祭典「Eroica(エロイカ)」の日本大会「エロイカ・ジャパン2022」が22日、長野原町の北軽井沢観光協会前を発着点に開かれた。新型コロナウイルス下で2大会連続で中止したため、開催は3年ぶり。全国から集まった約170人が、クラシックな装いで春の吾妻路を走った。

 イタリア・トスカーナ州で1997年に始まった大会がルーツ。87年以前に製造された自転車に乗ることや、ウール製ウエアなど自転車の製造年代に合わせた装いでの参加が推奨される。スピードは競わず、自らのペースで走る。林道の観光資源化を見据えており、コースには未舗装道が組み込まれている。

 日本大会は国際自転車交流協会(前橋市)が主催。今回は北軽井沢から中之条町の四万温泉を通過して草津町に入り、嬬恋村を走って戻るロング(160㌔)のほか、ミドル(105㌔)、ショート(33㌔)の3ルートで実施した。

 スタート地点には1880年代の英国製自転車のレプリカなどが並んだ。参加者は愛車との記念撮影の後にゆったりと出発。イタリアのブランド「バッソ」で走った衣笠勤さん(65)=水戸市=は「昔の道を思い出すような砂利道があった。ギアを上り仕様にしていたので上り坂も楽勝でした」と笑顔を見せた。

 大会は8回目。2018年以降は吾妻郡内で毎年主会場を変えて行われ、次回は草津町で開催予定。