群馬県南牧村自然公園(同村熊倉)の指定管理者が決まらず冬季休業明けのオープンが見通せなくなっていた問題を巡り、村議会は23日の臨時会で、林業を手掛けるサンエイト企画(同村大日向)を指定管理者とする議案を賛成多数で可決した。これを受け、村と同社は7月1日の公園開業を目指す。

 自然公園は昨年、約1300人が利用した宿泊可能な観光施設。例年は4月下旬にオープンするが、村が指定管理者をこれまでの業者から同社に変更する議案を村議会3月定例会に提出したところ、「計画が不透明」などの理由で否決され、本年度は開業時期がずれ込んでいた。

 23日の臨時会前に開かれた村議会全員協議会で賛成派と反対派が意見を交わした結果、「行政がしっかりと管理していくこと」などを条件に一部の反対派が賛成に転じた。

 可決を受け、6月1日から2025年3月末まで同社が自然公園を指定管理する。横浜市から移住し、21年に同社を創業した古川拓社長(28)は上毛新聞の取材に「村内外の人に支持されるようなアイデアを打ち出していきたい」と意欲を見せた。