クスリのマルエが導入した「お薬受け取りロッカー」

 「マルエドラッグ」を展開するクスリのマルエ(前橋市樋越町、江黒太郎社長)は、ドラッグストアに併設する調剤薬局の処方薬を人を介さずに受け渡すための「お薬受け取りロッカー」を導入した。同社によると、群馬県内では先駆けた取り組み。24日に前橋元総社蒼海店(同市元総社町)に設置し、26日に高崎駅西口店(高崎市旭町)に置く。来年3月末までに県内7店舗に拡大する計画だ。

 同社はドラッグストアと調剤薬局の併設を進めており、現在は県内22店舗に調剤薬局「マルエ薬局」を構える。調剤薬局はドラッグストアより営業時間が短く、客はこれまでマルエ薬局の営業時間内に薬を受け取る必要があった。ロッカーの導入で、ドラッグストアの営業時間であれば好きなタイミングで薬を受け取れるようになる。

 在庫切れなどで即日処方ができない場合も、翌日以降に薬を受け取りに来た客が改めて待合室で待つ必要がなくなる。

 ロッカーは12室。あらかじめ設定したパスワード(英数字4~8文字)をタッチパネルで打ち込み、ロックを解除する。将来的にはQRコードによるロック解除にも対応する。

 新型コロナウイルス感染症の影響を受けた政府の規制緩和により、薬剤師が薬効や副作用について説明する「服薬指導」はオンラインで行える範囲が広がっている。鈴木暁子執行役員調剤事業本部長は「ロッカーは非接触を求めるコロナ下のニーズに対応できる」と利点を説明。2023年1月に運用が始まる電子処方箋と連動した活用に期待する。