点検箇所について市職員や区長らから説明を聞く富岡市長(右から2人目)

 災害の発生を未然に防ごうと、群馬県高崎市は24日、河川や山間部などの危険箇所の総点検を始めた。河川では氾濫防止のために土砂の堆積状況、草木の繁茂状況などを確認。山間部では静岡県熱海市で昨年発生した土砂災害を踏まえ、土砂災害警戒区域周辺の盛り土や森林伐採地などを調べる。

 初日は富岡賢治市長が県管理の井野川の点検現場を視察。市職員や地元区長から過去の水害や対策について説明を受けた。視察後、富岡市長は「大雨は必ず来る。市でできることは市でやる構えで、油断せずに点検を行っていく」と強調し、県や国管理の河川も含めて継続的な対策に取り組む考えを示した。

 山間部や大きな河川など点検が難しい場所や人が進入できない場所は、本年度からドローン1台を活用し、上空から安全に点検できるようにした。

 点検期間は約2カ月間。職員延べ1804人を動員し、河川や道路のアンダーパス、農業用水や山間部の土地造成地、大規模開発地など計4326カ所を点検する。点検後は国や県などと連携して対策工事を行ったり、所有者に指導したりする。