迷子になった男児(5)を保護したとして、群馬県警高崎北署(吉田武署長)は28日までに、高崎市の会社員、下山厚史さん(58)=写真左=に感謝状を贈った。

 下山さんは12日午前5時20分ごろ、出勤の支度をしていたところ、自宅近くの市道上で泣いていた男児を発見。「ばぁばがいない」と泣きながら向かってきたという。名前や家族について尋ねた後、110番通報した。

 その後は署員が迎えに来るまで自宅で預かり、長男の弘希さん(27)、舞香さん(27)夫妻が対応。泣き疲れた男児に水を飲ませるなどしたら表情が和らいだという。

 同署によると、男児は11日に祖母宅に泊まっており、翌朝祖母が外出した最中に男児も外に出てしまったとみられる。男児にけがはなく、署員に連れられて祖母に引き渡されたという。

 下山さんは「服は乱れておらず、迷子だと思ったので通報した。普通のことをしたまでだと思う」と話した。吉田署長は「早朝で人も少なく、近くに川もあり命に関わる事案だった。対応して頂きありがたい」と感謝した。