群馬県安中市の岩井均市長は25日の定例会見で、市が工事開始を夏に予定する米山(こめやま)公園(同市安中)の改修案を一部見直す意向を示した。旧安中高跡地への市庁舎移転案については、現在地での建て替え、第3の候補地の可能性を含めて精査すると表明。いずれも「地元住民の声を尊重したい」として、見直しを加速させる。

 同公園の改修は施設の長寿命化とバリアフリー化、魅力向上が目的。総事業費約1億3000万円を見込み、来年度にかけて工事する予定だった。見直し対象はパターゴルフ場、和風・洋風庭園、駐車場の計1万4100平方メートル。スケートボードが利用できるサーキット場の計画は変更せず、初級、中級者向けのコースを追加する工事を7月ごろから予定する。

 岩井市長は「(計画された中で)いいものは残していきたい」としつつ、2019年度の市民アンケートなどを再度検証し、ニーズや運用コストを考慮して見直すとした。

 市庁舎の移転案について、岩井市長は「昨年決定したが(過程に)唐突感と違和感があった。前市長が進めたものを見直している」とし、現行案と現在地での建て替え案、第3の候補地への移転案を比較していると説明。耐震補強案については「精査中だがかなりの額が必要」とし、建て替えが必要だとの認識を示した。

 合併特例債の活用期限が25年度中の整備完了となっていることから、岩井市長は「できる限り早く精査したい」と述べつつ、資材高騰など影響もあることから、県市長会を通じて、国に合併特例債の期限延長を要望していく考えを示した。