前橋市内で保護された飼い主のいない犬猫の譲渡や保護に取り組む動物愛護団体の支援強化で、市は27日、クラウドファンディング(CF)型のふるさと納税を活用すると発表した。愛護団体の支援を通じて、犬猫の殺処分減少に向けた取り組みを加速させる。

 市から犬猫を引き受け、里親につなげる活動に取り組む5団体が対象となる。ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」で、6月10日から9月7日まで募集する。団体ごとに任意で目標額を設定し、それぞれの取り組み内容を紹介して寄付を募り、合計で1500万円を目指す。

 寄付金の7割が団体に贈られ、避妊・去勢にかかわる手術や、犬猫の治療など各団体で必要な活動費として使用される。残りの3割は市の動物愛護事業資金として活用。ワクチン接種など保護動物に対する医療費に充てるという。

 ふるさと納税の仕組みの中で、これまでも同市に寄付する際に動物愛護活動への援助を選択できたが、CF型に切り替えて動物愛護を前面に押し出すことで関心を高め、支援強化につなげる。

 昨年度、同市では収容された446匹中、3割を超える145匹の犬猫が殺処分された。愛護団体への支援強化により、保健所から引き渡す数を増やしたり、従来は健康状態などで対象にならなかった犬猫も引き渡したりして、殺処分数の減少を目指す。