老朽化に伴い建て替え工事が予定されている桐生市役所の庁舎

 コロナ下で市民の安全安心に関わる対策を最優先にしながら、まちのにぎわい創出や観光振興、移住定住の促進といった幅広い分野に力を入れる。

 事業承継に関しては「まちなか店舗リニューアル・事業承継支援事業補助金」を新設。中心市街地における事業承継を伴う既存店舗の改修を支援するとともに、引き続き地元商工会議所や金融機関、民間企業と連携する。

 公共交通対策が課題となる中、バスの運行状況を「見える化」するため、スマートフォンなどで路線別にバスの位置情報を確認できるシステムを導入。

 観光振興では、同じく日本遺産がある館林市、栃木県足利市と連携したPRイベントを開くほか、同遺産の中でも織物文化のストーリーという共通点のある東京都八王子市と新たな連携を検討する。

 移住定住の促進や交流・関係人口の創出を図るため、黒保根町の地域資源を生かした移住体験ツアーも行う。

 市役所の新庁舎建設は6月末までに実施設計を完了させ、市議事堂と車両棟の解体工事に着手。来年1月に建設工事を始める予定で、2024年12月の完成を目指す。

 荒木恵司市長は「市民の元気につながるような施策に予算を重点配分した。市民を笑顔にするために、まちの元気回復予算と位置付けた」と説明した。