「お芝居が好き。いろいろな役に挑戦したい」と語る千歳さん

輝く青春 大きな踊りで

 恋や友人、音楽を通して高校生の青春時代を描くミュージカル「四月は君の嘘」が6月4、5の両日、高崎市の高崎芸術劇場で開かれる。明和町育ちの若手俳優、千歳ふみさん(20)が主人公のクラスメート役などで出演し、舞台を彩る。「客席の後ろの方まで弾けた姿を届けたい」と意気込んでいる。

 既にアニメや実写映画化した新川直司さんの人気漫画が原作。米ブロードウェーのミュージカルを多く手がける米作曲家、フランク・ワイルドホーンさんが全楽曲を書き下ろした。

 母親の死後、ピアノの音が聞こえなくなった神童の有馬公生を、俳優の小関裕太さんと木村達成さんがWキャストで務める。公生を再び音楽の道へと導く、天真らんまんな同級生でバイオリン奏者の宮園かをりを、元乃木坂46メンバーで俳優の生田絵梨花さんが演じる。

 千歳さんは東京都生まれ。小学校入学と同時に両親の実家がある明和町に引っ越した。幼少期からピアノを習い、館林市の少年少女合唱団でミュージカルや合唱を経験している。埼玉県立松伏高音楽科2年の時、所属事務所が運営する養成所のオーディションに応募し合格。2年間、ジャズダンスやバレエ、芝居などに打ち込んだ。

 養成所を卒業後、昨年4月から本格的に芸能活動を開始。出演ミュージカルは今作品が2作目となる。「現場の雰囲気が良くて楽しい。カーテンコールで温かい観客の姿を見るのが幸せ」と目を輝かせる。

 同ミュージカルは2020年7月に上演予定だったが、コロナ渦で全公演を中止した。主要キャストが再集結し今月の東京公演で復活。高崎は全国公演の1カ所目で、7月まで各地で予定されている。千歳さんは「青春のキラキラした学園生活の様子を見てくれたらうれしい。大きく明るく踊って伝えたい」と来場を呼びかけている。

 計3回公演で開演は4日正午と午後5時、5日正午。いずれも空席あり。全席指定でS席1万2千円、A席9千円、B席5千円。5日のS席は完売。