新型コロナウイルス感染症への対応で、高崎、太田両市に設けた群馬県営のワクチン接種センターについて、県は30日、6月25日に運営を終えると明らかにした。希望する県民への3回目接種がおおむね完了すると見込まれることが主な理由。接種促進のための開設から約1年がたつ中で、役割を終えることとなった。

 県県営ワクチン接種センター運営課によると、昨年5月24日に太田市の旧韮川西小跡地に東毛、6月17日に高崎市のGメッセ群馬に県央のセンターをそれぞれ開設。休止期間を経て、ともに1月中旬に再開した。

 総接種回数は開設から29日までに延べ約101万回(東毛約27万回、県央約74万回)。昨夏には1日1万人以上に接種できる体制を整え、最も多かった8月21日には東毛と県央で計1万2314人に接種した。

 県は、今夏に本格化する見込みの4回目接種では県営の集団接種会場は設けない考え。国の指針では、接種対象者が60歳以上や基礎疾患のある18~59歳らと限定されており、かかりつけ医などでの個別接種の割合が高くなることを見込んでいるためだという。

 30日の県議会一般質問で穂積昌信氏(自民)の質問に対して明らかにした。

 12歳以上で2回目を打った人の3回目接種率は76.51%(30日時点)。山本一太知事は同日の報道陣の取材に「二つの大規模接種会場は全国で最も成功した例だと思っている。3回目接種のデータなどを踏まえると、一定の役割を終えるものと考えている」と語った。