こうべ全国洋舞コンクールで第1位に輝いた安海さん

 国内三大バレエコンクールの一つとされる「第35回こうべ全国洋舞コンクール」で、群馬県の常磐高1年の安海真之介さん(15)が第1位を獲得し、高校生の頂点に立った。国内大会での実績を踏まえ、スイスで来年1月ごろ開かれる若手の登竜門「ローザンヌ国際バレエコンクール」での入賞を目指し、練習に励んでいる。

 安海さんは愛知県岡崎市出身。4歳でバレエを始め、母親で指導者の久美子さんに教わってきた。中学2年の時、太田市の山本禮子バレエ団で学ぶため、親元を離れて寮に入った。

 中学3年だった今年1月のNBA全国バレエコンクールで中学生男子の部1位、3月の全国舞踊コンクールでジュニアの部2位と相次いで入賞。太田東中から常磐高体育コースバレエ専攻に進学し、全国最高賞の快挙を成し遂げた。

 こうべ全国洋舞コンクールは今月5日に開催。安海さんは「高校に入り、バレエ一筋でやる覚悟が決まった。先生や周りで支えてくれる人に感謝し、絶対に賞を取りたいと思っていた」と振り返った。

 演じたのは「ラ・フィーユ・マル・ガルデよりコーラスのヴァリエーション」。ベストの演技ではなく不満もあるが、「結果が出せてほっとした」という。

 バレエ団の山本理恵子代表は「正確でしなやかな動きが特長。今まで4回転だった場面で5回転に挑戦するなど、意欲的になってきた」と目を細める。

 安海さんはローザンヌに向け、さらに練習を重ね、技術や表現力を磨く必要があると考えている。「動きの正確さと美しさが自分の持ち味。それを生かし、他の人にはできないこと、新しいことに挑戦したい」と意気込んでいる。

 安海さんのコンクールでの演技は動画サイトのユーチューブで視聴できる。