若アユが利根川を元気よく遡上(そじょう)している=写真。群馬県千代田町と埼玉県行田市にまたがる利根大堰(おおぜき)の魚道での観測数は19万匹に迫り、前年の約12倍に。10万匹超は2012年以来、10年ぶりだ。秋に川でふ化したアユは海まで流れて育ち、春に遡上する。

 水資源機構利根導水総合事業所が毎年4月21日~5月31日を基本に観測し、19年1万5756匹、20年5万4683匹、21年1万5976匹と推移。今年は5月末時点で18万9564匹となった。

 激増した理由を、県水産試験場は「行き着いた波打ち際の餌環境が良かったのでは」と推測。餌となるプランクトンを確保し、「他の魚との生存競争にも負けなかったのだろう」としている。