靴の製造販売を手がける東群馬(群馬県桐生市巴町、佐々木義治代表)は3日までに、前橋地裁桐生支部から破産手続き開始決定を受けた。決定は5月26日付。東京商工リサーチ前橋支店によると、負債額は約5億9400万円、うち金融債務は約5億900万円。

 同支店によると、同社は1962年に自動車教習所運営を行うため設立。関連会社の吸収合併を経て、靴の製造販売、自動車教習、パチンコホール、ホテル、ボウリング場の運営など複数の事業を展開し、92年2月期には売上高52億円を計上していた。しかし、市況低迷から不採算部門を撤退。2010年2月期までに自動車教習所、ボウリング場運営の事業を他社に譲渡し、靴の製造販売に特化していた。主に中高年層を対象とした紳士靴を扱い、海外から靴材を仕入れ、完成品に仕上げていた。

 同業他社に競り負け、15年2月期以降は売上高が10億円を下回り、20年2月期は売上高2億5000万円にとどまった。新型コロナウイルスの感染拡大を背景にした得意先の店舗の休業や時短営業から21年2月期の売上高は1億2000万円まで減少。債務超過に陥った中、代表者の高齢もあり事業継続を断念した。

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