新型コロナウイルス感染拡大で困窮した世帯に対する緊急小口資金の特例貸し付けを巡り、群馬県社会福祉協議会(前橋市)は3日、貸し付け先の40、50代男女5人の個人情報が漏えいしたと発表した。申請書のデータ入力を受託した企業で、人材会社からの派遣で働いていた元職員の女性(47)が、部外者の知人女性に漏らした。7人は共通の知人という。

 県社協によると、元職員は昨年3~8月、入力を受託していた同市内の企業で働き、勤務時間外に5人の氏名と貸し付け事実、うち1人の世帯状況を漏らした。知人女性に会った被害女性の1人が事態を知り、5月23日に県社協に相談した。

 元職員が申請書にあった男性1人の免許証の写しの顔写真を「気に入っていたから」と携帯電話で撮影したことも判明。調査に「悪意はなかった」と答えたという。

 県社協は被害者に説明し謝罪。元職員の責任追及は今後の状況によるとした。不安を感じる他の貸し付け先からの相談を福祉資金課(☎027-255-6031)で4、5日も受ける。会見した川原武男会長は「情報管理を徹底し再発防止に努める」とした。