3年連続で中止となっていた群馬県神流町のトレイルランニング大会「神流マウンテンラン&ウォーク」について、大会実行委員会(委員長・田村利男町長)が今年11月の開催を決めたことが、5日までに分かった。2019年の台風19号で被災した道路の復旧が進んだことなどが後押しとなった。関係者は4年ぶりの開催に期待を寄せている。

 台風による道路の被災により、リタイアした人の搬送などが難しくなったため、安全確保の観点から実施を見送ってきた。一方で実行委は昨年、大会コースを整備する催しや、少人数でまとまって走るツアーイベントを開くなど、ファン同士が交流できる機会を確保してきた。

 実行委事務局によると、今年の開催までに全ての復旧工事は完了しない見通し。しかし、運営に最低限必要となる道路の工事が終わったことや、新型コロナウイルスのワクチン接種が全国的に進んだことなどから開催を決めた。町の経済活性化への期待や、多くの大会経験者から実施を望む声が寄せられたことも考慮した。

 開催日は11月13日を予定し、距離などが異なるクラスを減らして行う方針。大会の魅力となっていた町民らによる飲食物の提供などは、感染防止などのために見送るという。大会プロデューサーの鏑木毅さんは「大勢のランナーが待ち望む大会。コロナ下になる前の町の活気を取り戻すきっかけにし、神流町の名を全国に発信していきたい」と話している。

 エントリーは8月1日から、インターネット上の「神流マウンテンラン&ウォーク事務局ブログ」などを通じて受け付ける予定。問い合わせは実行委事務局(☎0274-57-2111)へ。