特殊詐欺を未然に防いだとして、桐生署(江原勝則署長)は、桐生市のヤマト運輸桐生織姫センターの社員、高草木亮介さん(36)に感謝状を贈った=写真

 3月28日から29日にかけて、同市の80代女性に住宅メーカーの従業員を名乗る複数の男から「あなたの譲った入居権でトラブルになったので、現金200万円が必要」などと、うその電話があった。

 同30日午後、女性は現金180万円を都内の住所に送付手続きをしたが、誤記に気付いてヤマト運輸に連絡。高草木さんが応答したところ、早口で口調も荒く、慌てた様子だった。異変を感じた高草木さんは女性宅を訪れ、警察に通報するよう助言したほか、自らも桐生署に伝えるなどして被害を防いだ。

 入社16年目の高草木さんは「10年以上前に、会社の先輩が同様の詐欺事件を防いだことを思い出した。それで偶然、自分が対応することができた」と謙遜していた。