5月27日に降ったひょうの被害について、群馬県は7日、館林、千代田、邑楽の3市町で麦類が約700ヘクタールの被害を受けたと発表した。他にも温室などの農業用施設約180棟が破損した。西毛地域を中心に被害が出ている6月2日の降ひょうを含めて被害状況の把握を進め、県農漁業災害対策特別措置条例を適用した支援を検討する。

 県によると、東毛3市町の麦類の被害は栽培面積の約3割に相当する。他にもトウモロコシやキャベツ、ナシなども被害を受けた。技術支援課は「大麦は収穫期に被害を受けたため、ここから作物を回復させることが難しく、大きな被害が出ている」としている。

 6月2日の降ひょうでは、高崎、安中、藤岡、富岡各市などのウメやナシなどの果樹類に被害が出たほか、トマトやイチゴなどの農業用施設も100棟以上が破損した。農作物以外にも高崎市でベランダの屋根破損などに関する問い合わせが100件以上寄せられており、住宅や学校への被害が広がっている。

 農作物の被害は7日に開かれた環境農林常任委員会で明らかにした。同委員会は「降ひょう被害に対する支援の充実を求める決議」を議会に発議することを決めた。